循環器科について

循環器科の特色

循環器科とは心臓や血管における疾患の
診断・治療を行う診療科です。

血液の循環に関係する臓器(心臓及び血管(動脈、静脈))に起きる病気(循環器疾患)を扱う内科のことを「循環器内科」、それらの手術を担う外科のことを「循環器外科」といいます。
「胸が痛い」、「胸がしめつけられる」、「動悸がする」、「息苦しい」、「心電図がおかしいと言われた」「歩くと足が痛くなる」などは循環器の病気を疑わせます。
狭心症、心筋梗塞、弁膜症、不整脈、心不全などの各種心臓病の診療の他、大動脈の病気(大動脈瘤など)、さらに最近では末梢動脈疾患(下肢の動脈硬化症など)や静脈血栓症などの検査・診断も行っています。これらのうち、当院では下肢静脈瘤の治療に力を入れています。

  • 循環器エコー

主な疾患

内容 病状
血液の循環に関係する臓器 (心臓、大動脈、末梢動脈、静脈、肺動脈)に起きる病気
その他 狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、心不全、不整脈などの各種心臓病の他、大動脈の病気(解離性大動脈瘤など)、さらに最近では末梢動脈疾患(下肢の動脈硬化症など)や静脈血栓症など

下肢静脈瘤レーザー治療

下肢の静脈には血液が重力によって足先へ逆流しないように弁がついています。それらの弁の機能が損なわれ、血液の逆流が起こり、うっ血が生じて血管の拡張や蛇行によりコブができます。
これが下肢静脈瘤です。
症状としては、足のだるさやこむら返り、ひどくなると皮膚炎や皮膚潰瘍などが見られます。
下肢静脈瘤

最新のレーザー治療

下肢静脈瘤レザー01従来の外科治療は、原因の静脈を引き抜く手術(ストリッピング術)が主流でした。確実性は高い治療ですが、傷の大きさ、痛み、皮下出血などの問題点があります。

近年、普及が進んでいるのが血管内焼灼術という治療法です。
先端からレーザー光を照射する細い管を膝下の血管から挿入し、原因となる静脈を焼いてつぶすことによって、ストリッピング術と同様の効果を得る治療法です。
下肢静脈瘤レザー02従来の手術より傷が少なく、小さいという利点があります。 従来型の手術及び血管焼灼術を含め、下肢静脈瘤に対する治療を導入します。治療は日帰り手術を含む外来通院で可能です。
足の血管がボコボコして気にされているようであれば、一度ご相談下さい。



下肢静脈瘤診断の手順

診察

下肢静脈瘤を治療するには患者様の状態を正しく診断し、その方に一番あった形で治療することが大切になってきます。
そのために、まずは診察をして患者様の症状や生活習慣をお伺いします。そのうえで患者様に必要であると診断された場合は検査を実施させていただきます。

検査

検査は超音波(エコー)検査で下肢静脈瘤の詳しい診断をします。
検査は予約制になりますので患者様には後日検査に来ていただきます。
場合によっては血液検査やその他の検査も併用して行います。

診断

患者様の状態が診断されたら、その方に一番適した治療法を提案いたします。
治療法としては弾性ストッキングによる対症療法、硬化剤注入により静脈瘤をつぶす硬化療法、表在の静脈を除去するストリッピング手術、血管内レーザーによる治療法があげられます。血管内レーザー治療は全ての下肢静脈瘤に対応出来る訳ではありません。
血液が逆流する源となる部位や血管の太さや走行、合併する他疾患などによって適切な治療法は異なってきます。

治療方針が決まったらそれぞれの患者様に合わせた治療を行います。
ストリッピングによる手術や血管内レーザーによる治療を行う患者様は手術日の予約をとっていただき、その後術前検査を行います。

治療

全ての手術は基本的には日帰り手術になります。
治療後は弾性包帯を翌日まで装着していただき、包帯を外した日からはしばらくの間、弾性ストッキングを着用していだきます。
血管内レーザー治療を行われた患者様は治療して3日後までに超音波(エコー)検査で治療後の状態を確認します。
詳しくは診察にお尋ねください。

心臓リハビリ

心臓リハビリ医師集合写真 心臓リハビリとは、心臓リハビリテーションまたは、心大血管疾患リハビリテーションといい、心臓や心臓の周りを取り巻く血管(冠動脈)に疾患のある患者さんを対象としたリハビリテーションをいいます。
ダメージを受けた心臓ができるだけ早く正しく機能し、元気になるように行うためのリハビリを「心臓リハビリ」と言います。

心臓リハビリは運動が中心です。

心臓リハビリマシーン心臓疾患を患っている方々、「運動しない方が良い」「安静にしている方が安心」と考えていませんか?
もちろん、病気の急性期症状が不安定な時期には安静が必要ですが、病気の慢性期症状が安定している場合には、積極的に運動をした方が予後が良いとされています。
心臓疾患を抱えている患者様は、心臓の働きの低下に加え、長期間安静に生活してこられた場合、運動能力や体の各調節機能も低下をしていることがあります。適度な運動でこれらの機能を改善することで、運動能力や生活の質が向上します。
また、狭心症や心筋梗塞で手術やカテーテル治療を行った場合でも、それだけでは将来の再発を予防することはできません。それらの再発予防には、食事療法や禁煙はもちろん、運動療法が有効であることもわかっています。

心臓リハビリテーションでは、個人の心肺機能、運動機能に適した運動療法、生活習慣や食事の見直しを行い、心肺機能の維持・向上、病気の再発の防止などを目指していきます。  また医師、看護師がいる中での運動ですので、安心して取り組んでいただけます。