地域連携部
千手堂病院が目指す地域連携とは
介護が必要な状態になっても「可能な限り、ご自身の住み慣れた地域で自分らしく生活したい」と希望する人が、必要なサービスを受けながら、自宅や施設で自立した生活を続けられるようにその地域で支えること、国が目指す地域包括ケアシステムの実現に向けて当院でも取り組んでいます。 入院受入機能、急性期医療機関から紹介入院の患者さまの受入とともに、要請による在宅・介護施設から緊急入院の患者さまの受入を行っています。 退院支援部門では、医療・介護の専門職のチーム体制で連携し、地域の各種機関との連携強化にも力を入れています。
チーム連携・地域連携の一例
◆入院時初回カンファレンス
患者さまに関わる各職種が情報を共有する院内カンファレンス、入院後1週以内に行います。 医師・病棟看護師・リハビリ部門・薬剤師・管理栄養士・地域連携部門・在宅診療部門・ケアマネージャーが集まります。各職種が患者さまの状態を把握し、今後の課題の共有と課題クリアのための意見交換を行います。
◆退院前カンファレンス
退院に向けての患者さま、ご家族さま、院内スタッフ、地域の介護チームと情報を共有します。 退院前にどんな介護サービスが必要となるのか、退院後はどのように医療と関わっていくのか、安心した生活が続けられるように、話し合いの場を持ちます。会議で集まる際には感染対策にも配慮し、オンライン機器を用いての参加も増えています。