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当院で心不全地域連携交流会を開催しました(リハビリテーション科)

心不全地域連携交流会は他院と合同で開催し地域連携の強化、地域の心不全に対する知識の底上げを目的に、他施設とグループディスカッションによる症例検討会を定期的に行っています。

今回は当院院長から症例提示をさせていただきました。

グループディスカッションの内容としまして患者様本人の言動から苦痛を抽出し4つの苦痛(身体的苦痛、心理的苦痛、初回的苦痛、スピリチュアルな苦痛)について各職種(医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、社会福祉士)がどのような関りができるのか、意見を出し合いました。

発表内容としましては「食事が最後まで食べられるように看護師や理学療法士が中心となり食事を摂る姿勢を調整する、管理栄養士が食事の形態を調整することで安全に食べられるように支援する」「痛みや苦しむことなく最後まで自分でできること(トイレや食事など)は自分でできるようにリハビリで歩行練習などの動作の練習をする」「遺言を残すためにどのように残したいのかを確認して実現する」「どのような最期を迎えたいのかを聴き取りしてご家族様と共有する」など多くの意見を発表していただきました。

治療方針の決定は、医師だけでなく、様々な職種が関与します。

看護師や理学療法士、その他の医療専門職が患者さんの想いや希望を丁寧に聞き取り、それらの情報を共有することで、患者様に最適な治療方針を決定することができます。

様々な職種の協力によって患者様に対して包括的で個別化された治療が提供され、より良い医療の実現に繋がると今回の地域連携交流会を通して学ぶことができました。

リハビリテーションのご相談はこちらまでよろしくお願いいたします。
058-338-5006 リハビリテーション科 主任 皆川