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理念・沿革

理念

『療養する人・支える人・働く人』
 地域の全ての人に
 最適な環境を創出します

基本方針

  • 病を持つ人の治療、療養、生活を全人的に支えます。
  • 支える人の不安や負担の解消に努めます。
  • 働く人の生活の安定を支え、研鑽を奨励します。
  • 地域の健康づくりに貢献します。
  • 健全で成長する財務経営を行います。

院長のご挨拶

医療法人慶睦会千手堂病院院長の初音俊樹です。
当院は1954年より、岐阜市中心部にて、循環器科、整形外科を軸として地域のみなさまに医療を提供してきました。
私の子供時代は、高度経済成長後の安定期で、千手堂の交差点には路面電車が走っており、柳ヶ瀬や新岐阜はいつでも人で溢れていました。
それから数十年経ち、日本は低成長の時代が続き、人口減少・少子超高齢化社会となっています。岐阜の街も様変わりしました。駅前はシャッター街となり、路面電車も消えました。利便性が高まったことで、買い物客は名古屋に出るようになりました。街としての役割が変わったように思います。その変化の中で、駅前には高層ビルが建ち、メディアコスモスができ、市庁舎も新しくなりました。新しい岐阜の街づくりが始まっている機運を感じます。
医療提供体制も変化しています。住み慣れた地域で自分らしい生活を最期まで続けられるようにと地域包括ケアシステムの構築が進んでいます。医療機関ごとの役割分担が行われています。
当院は、入院医療、外来医療、在宅医療、介護事業を営んでいます。
地域多機能病院として、急性期治療後の方の入院治療、在宅で療養を行う方への訪問診療、介護を要する方への通所リハビリテーションなどを提供しています。特に、心不全パンデミックとも呼ばれるほど爆発的に増加している高齢心不全患者さんについては、心臓リハビリテーションを中心に、運動療法、栄養指導、服薬指導、生活指導、訪問診療など、多職種の医療専門職が協力して包括的に取り組んでいます。決して大きくない病院なので、すべての機能を果たせる訳ではありません。地域の医療・介護・福祉事業者さんと積極的に連携を進めています。
街も医療も変化しています。しかし、そこに人が住んでいる限り、街も病院もその必要性は変わりません。 当院は2022年初冬、岐阜市菅原町に移転します。 新しい千手堂病院が始まります。

院長 初音 俊樹

千手堂病院の歴史

私たち千手堂病院は、昭和の初期から地域の皆さんと共に歩んできました。

昭和24年
千手堂医院時代

第三病棟 上棟式当時木造だった病棟を増築

昭和29年
医院から病院へ

初代院長 渡辺重男

昭和47年
心臓血圧センター開設

昭和40年 増築

二代目院長 初音嘉一郎

令和4年
病院を移転