よいお年をお迎えください。(地域連携室)
最近は急激に寒くなり、いよいよ冬本番となりましたね。地域医療連携室では、私が一番に出勤しているのですが、今朝温度計を見たところ、室温はなんと8度でした。寒いはずですよね。寒さが本格的に到来するこの時期、体調管理に一層気をつけなければなりません。
寒くなってくると、ニュースやテレビで「ヒートショック」という言葉を耳にする機会が増えます。ヒートショックとは、急激な温度差が体に与える影響で、血圧が急激に変動し、心血管系に負担がかかることによって引き起こされる体調不良のことです。特に、暖房が効いた室内と外の冷えた空気との温度差が大きくなる冬は、ヒートショックを引き起こすリスクが高くなります。
ヒートショックの症状には、めまいや立ちくらみ、息切れ、さらには心臓発作や脳卒中の原因になることもあります。特に高齢者や心臓に疾患のある方々は、リスクが高いため、注意が必要です。
ヒートショック予防のポイント
1. 室内の温度差を減らす
暖房を効かせる際は、部屋全体を均一に温めるよう心がけましょう。また、寝室や浴室などの特に冷えやすい場所は、暖房器具を使用して温度差を減らすようにしましょう。
2. お風呂の入り方に工夫を
お風呂に入る前に、浴室を暖め、いきなり熱いお湯に入らないようにしましょう。お湯の温度はぬるめにし、急激な温度変化を避けることが大切です。
3. 衣服で温度調整を
体温を適切に保つために、重ね着をして体温調節を行いましょう。特に外出時には帽子や手袋を使って、体温を保つようにしましょう。
4. 適度な運動
血行を良くするためにも、日々の軽い運動を心がけることが大切です。寒さで動きが鈍くなりがちですが、軽いストレッチなどで体を温めることが予防に繋がります。
寒暖差が大きい季節ですので、体調を崩さないように日々の生活に少しの工夫を加えることが大切です。皆さんも、体調管理をしっかりと行い、温かく元気な冬をお過ごしください。
今年を振り返って
今年一年を振り返ると、さまざまなご縁がありました。オレンジカフェやけやき祭り、そして地区ごとの介護予防教室に参加する機会をいただき、地域とのつながりを深く感じることができました。これらの活動を通じて、地域の皆さんと直接触れ合い、地域における医療や福祉に関するニーズを実感することができました。
これらの貴重な経験を踏まえ、来年度は見えてきた地域のニーズをより一層理解し、地域の皆さんに寄り添ったサービスの提供ができるよう、さらに努力していきたいと考えています。地域医療の発展に向けて、これからも積極的に取り組んでいく所存です。
来年も地域の皆さんとともに歩んでいけることを楽しみにしています。
地域医療連携室 横関紗里